トレンドラインを利用する方法は、初心者でも取り入れやすい基本的なテクニカル分析の一つです。
トレンドを把握し、エントリーとエグジットのポイントを見極めることで、リスクを抑えながら利益を追求することが可能です。
- 暗号資産（仮想通貨）FXでどこでエントリーするのか
- 暗号資産（仮想通貨）の価格の動きが読めない
- エントリーや利確のタイミングが難しい
こんな悩みを抱えている方におすすめです。
この記事では、トレンドラインを使った暗号資産（仮想通貨）FXトレードで利益を得るための具体的な方法やコツを詳しく解説します。
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トレンドラインで価格の動向をつかむ
トレンドラインは、価格の動きを視覚的に示すシンプルで効果的なテクニカルです。
ビットコインの上昇トレンドや下降トレンドを見極め、エントリーとエグジットのポイントを把握するために、トレンドラインは非常に役立ちます。
【上昇トレンドの場合】
主な安値を結んで斜めに引いたラインで、価格がこのラインに近づくたびに反発する傾向があります。
【下昇トレンドの場合】
主要な高値を結んで斜めに引いたラインで、こちらも価格がラインに接近すると反発しやすくなります。
このトレンドラインによる反発で買ったり売ったりするだけでも勝率（利益率）はグンと上がりますので、FX初心者はまず心がけたいところです。
正しいトレンドラインの引き方
トレンドラインの正確さはトレードの成功に直結します。
安定したトレードを行うためにも、正しいトレンドラインを引くコツを知っておきましょう。
ダウ理論に基づきトレンドラインを引く
ダウ理論に基づいて、トレンドラインを引くためにはまず「起点」と「2点目」を確認する必要があります。
たとえば、ビットコインの価格が上昇トレンドにある場合、最安値からスタートし、次の安値を結ぶことで上昇トレンドラインが形成されます。
- 上昇トレンドライン: 最安値と、それに続く次の安値を結ぶ線を引く。
- 下降トレンドライン: 最高値と、それに続く次の高値を結ぶ線を引く。
このとき注意すべきポイントは、ローソク足の「ひげ」を考慮することです。
日本人の多くがローソク足チャートを使用しているため、ひげも価格の動きを反映する重要な要素となります。
ひげを無視せず、トレンドラインを引くことで、多くのトレーダーが意識する強力なラインが形成される可能性があります。
複数の時間軸で確認する
トレンドラインは、日足・週足・月足といった複数の時間軸で確認し、それぞれで引くのがポイントです。
例えば以下のチャートを見てください。
黄色のトレンドラインが日足チャート、赤色のトレンドラインが4時間足チャートで引いたものです。
４時間足では、赤色のトレンドラインに安値を押さえられながら上昇していましたが、黄色のトレンドライン（日足で引いたトレンドライン）に上値を抑えられて一気に下落しましたね。
一方このように黄色のトレンドライン（日足で引いたトレンドライン）を引いていないと、なぜ〇ポイントで下落したのか分かりません。
このように、上位足のトレンドラインもしっかり引くことで、危機回避することができます。
ちなみに以下が日足チャートで引いた黄色のトレンドラインです。
4時間足で上昇トレンドが見られても、日足では下降トレンドだと、いずれは日足の勢力に飲まれて下落する可能性があります。
複数の時間軸での確認が、より確実なトレードを可能にします。
トレンドラインでどのようにエントリーするか
トレンドラインを利用したエントリー方法は、反発を狙う方法とブレイクアウトを狙う方法の2つに分かれます。
反発を狙うエントリー
価格がトレンドラインに接近し、反発の兆候が見られるときがエントリーポイントです。
試しにトレンドラインの反発でエントリーしてみましょう。
価格が、引いた上昇トレンドラインに接近してきました。
トレンドラインに反発し、価格が上がってきたので買ってみましょう。（ロングでエントリー）
この時、トレンドライン抜け付近に損切り（SL）を置くのを忘れずにしましょう。
損切を置けば、万が一だましでトレンドラインをブレイクアウトしてしまっても、損失を最小限にできます。
今回は、うまく反発し上昇していったので、かなりの利益を得ることができました。
このようにトレンドラインだけでもうまくいけば利益を得ることが可能です。
特に、価格が3回以上トレンドラインに接触している場合は、反発する可能性が高くなります。
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ブレイクアウトを狙うエントリー
価格がトレンドラインを明確に上抜け・下抜けすることがあります。
これを「ブレイクアウト」といいます。
ブレイクアウト直後のエントリーは高いリターンが期待できる反面、だまし（フェイク）の可能性もあります。
そのため、ブレイクアウト後の価格の動きを慎重に確認してからエントリーすることが大切です。
ブレイクアウトは利確に利用する
また、ブレイクアウトはエントリーより利確時に利用するのが良いでしょう。
損切りを、トレンドラインにあわせて移動していき、ローソク足がトレンドラインを抜けたら自動で決済するようにします。
このような「トレンドラインを抜けたら利確」という利確のマイルールを設定しておくのがおすすめ。
これにより、規則的な利確ができるようになり、感情的に「もうちょっと伸びるんじゃないのか」とか「怖いから決済してしまおう」となることを防ぐことができます。
利確ポイントと損切りの設定
トレンドラインを利用したエントリーが成功しても、利確が適切でなければ利益は確定しません。
エグジットポイントと損切りを明確に設定し、リスク管理を徹底しましょう。
利益確定のタイミング
トレンドラインを基に価格が一定の範囲内で動くと予測できる場合、ラインに到達するごとに部分的に利益確定を行うのも有効です。
また、上位時間軸のトレンドラインを参考にすることで、さらに高精度なエグジットが可能になります。
損切りラインの設定
トレンドラインを下回った場合、即座に損切りするラインを設定しましょう。
損切りラインを事前に決めておくことで、損失を最小限に抑えられます。
特にトレンドラインが一時的に割れても戻ることが多い場合は、ラインを少しだけ下に設定しておくと無駄な損切りを防げます。
他のテクニカル指標と併用する
トレンドラインをより効果的に活用するために、他のテクニカル指標と組み合わせるのが効果的です。
トレンドラインと組み合わせてエントリーすれば、だましの確率を低く抑えることができます。
移動平均線
トレンドラインと移動平均線が交差するポイントや方向性を確認することで、トレンドの強さを把握できます。
チャートをみても、移動平均線でローソク足が反発している箇所があります。
特に、移動平均線がトレンドラインに近づく（または重なる）と、そのポイントで反発する可能性が高まります。
RSIやMACDなどのオシレーター系指標
これらの指標は、価格が過剰に上がりすぎているか、下がりすぎているかを判断するために使われます。
RSIやMACDと併用することで、エントリーやエグジットのタイミングがより明確になります。
まとめ
この記事では、ビットコインFXでトレンドラインを活用して利益を上げる方法について解説しました。
重要なポイントを以下にまとめると↓
- トレンドラインの基本的な役割：価格の動きを視覚化し、エントリーポイントとエグジットポイントを明確にするために有効です。
- 正確なトレンドラインの引き方：ダウ理論を基にして複数の時間軸でトレンドラインを確認すると、信頼性が高まります。
- エントリー方法：反発を狙うエントリーとブレイクアウトを狙うエントリーを状況に応じて使い分けると、勝率が上がります。
- 損切りと利確の設定：損失を最小限に抑えるための損切りラインや、上位時間軸を使った利確ポイントの設定が重要です。
- 他のテクニカル指標と併用：移動平均線やRSI、MACDなどと組み合わせると、エントリータイミングの精度が向上します。
トレンドラインを活用することで、リスク管理を徹底しつつ、安定した利益を目指せます。
トレードスキルの向上に役立ててください。
※チャートはすべてXMTradingとMT5を参照しています
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